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美馬支局 粟田俊哉

 支局の記者は、市町政や事件、事故、イベントなど、担当地域内のあらゆる出来事を取材します。私は徳島県西部の美馬支局に勤務しており、美馬市とつるぎ町を上司と2人で担当しています。
 10月下旬の昼ごろ、つるぎ町貞光の猿飼地区で農業を営むご夫婦のお宅を訪ねると、軒下には、収穫したばかりの大根や玉ねぎがずらりと並んでいました。大根はみずみずしく、太陽の光が当たった玉ねぎは黄金色に輝いており、思わず見入ってしまうほどでした。
これらの大根や玉ネギが育った畑は、標高約300メートルという高所にあるだけでなく、斜度25度を超える急斜面のままで作物を栽培しています。急斜面の畑を歩くのは非常に恐ろしく、何度訪れても足がすくみます。しかし、山々や川など雄大な景色が一望できるため、観光客は少なくありません。
 つるぎ町や美馬市など県西部4市町ではこういった急斜面での農業が古くから行われていて、ソバやトウモロコシといった穀類、茶など生産量は少ないものの、多品種の作物を育てています。この農法は「にし阿波の傾斜地農耕システム」と名付けられ、国連食糧農業機関(FAO)の「世界農業遺産」の認定を目指しています。4市町では小型無人機「ドローン」を使ったPR動画の撮影やモニターツアーの実施など、さまざま活動が行われており、各地で行われる動きを日々追っています。
 このように、地域ならでは伝統や文化を取材できるのが支局の魅力の一つです。議会など慣れない取材もありますが、幅広い分野の取材を通して地域と密接に関わることができます。取材をさせてもらったにもかかわらず、「お茶飲んでいくで?」と家や役場に居座り、雑談することもしばしばあるほか、地元の阿波踊りで踊らせてもらうなど、地元の一員として日々過ごしています。
支局に限らず、徳島新聞社では地域に根ざした仕事ができます。新聞製作を通して、共に徳島県に根ざした仕事をしてみませんか。

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